ザイロンは、防弾材、耐火服としても期待

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ザイロンは防弾ベストなどに使用されている次世代繊維です。
パラアラミド繊維に比べて約2倍の強度、弾性率を持ち、また分解温度も高く、有機繊維の中では最高の酸素指数を誇ります。
ザイロンの特徴には、軽く、成形収縮率が小さくて吸水性が低いため寸法安定性に優れている、電気特性に優れている、などの長所と、耐溶剤性が劣る、低温特性が若干劣るなどの短所があります。軽く寸法安定性に優れている点などは、防弾ベストの素材として適当です。

ザイロンは、防弾材、耐火服としても期待ができ、米国で防弾ベストの防弾材として製品化されたため普及し始めました。
しかし、ザイロンは光や熱、湿気にさらされると想定しているより劣化が早まる性質があるため、ザイロンを使用した防弾ベストの劣化問題で、米国では下記のような訴訟も起きています。

ザイロンの防弾ベストで訴訟

2003年、米国カルフォルニア州にてザイロンを使用した防弾ベストの販売中止、交換、損害賠償などを求める訴訟が防弾ベストメーカーに提起されました。
同年3月にはイリノイ州にて防弾ベストを扱うセカンドチャンス社にたいし損害賠償を求める集団代表訴訟が提起されています。
このときは、東洋紡も被告となりましたが、「ザイロン繊維は欠陥である製品ではなく、ザイロンは最終製品である防弾ベストの一部分を構成する材料であり、防弾ベストメーカーの設計・製造・販売の問題である」とし、法的責任を負うものではないという立場を示しました。
その後、防弾ベストメーカーであるセカンドチャンス社が倒産し、東洋紡はザイロン繊維の瑕疵に起因するものではないと主張していましたが、最終的に原告団との和解に合意しました。

防弾ベストの素材には、ケブラーやアラミド繊維のTwaron(帝人トワロン製)、Dyneema(DSM製)、Spectra(Honeywell社)など様々な種類があります。
東洋紡のザイロンは現在も議論されていて、環境によってはすぐに劣化し、防御性能が低下してしまう、という新しい研究報告も出ています。

日本での防弾ベスト着用について

防弾ベストは、日本では銃刀法の関係により一般的には広がっておらず、機動隊が着用するほかには、海上保安官や警察官が必要のある場合に着用します。
また現金輸送車などの警備員が着用することもあります。

ザイロンは防弾ベストなどに使用されている、次世代繊維です。
パラアラミド繊維の約2倍もの強度を誇り、弾性率にも優れています。
しかし、ザイロンは光や熱、湿気に弱いため、環境によっては想定よりも早く劣化してしまうことがあるため、2003年には米国でザイロンを使用した防弾ベストのメーカーなどに対し、訴訟も起こっています。

この情報がお役に立つとうれしいです。

ザイロンの防弾ベストについて

ザイロンは、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO繊維)は液晶紡糸した繊維です。
ザイロンはパラアラミド繊維の約2倍の強度と、弾性率をもつ次世代繊維で、防弾ベストなどの材質として使用されています。
ザイロンはパラアラミド繊維より約100℃高い分解温度を持ち、有機繊維の中で最高の酸素指数(材質の燃えやすさの指標)を持っていることが、防弾ベストの素材として使用されている理由です。


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